CubaseやStudio One等のDAWでは、各トラックのエフェクトを一覧できる機能があります。ところが、Ableton Liveの初期状態ではそのような機能がないため、各トラックのエフェクトを変更しようとした場合、わざわざそのトラックを探してその中から対象のエフェクトを探す必要があり手間がかかります。
ただ、実際にはひと手間かけることでこの機能を有効にすることが出来ます。
まずはテキストエディタを開き、以下の内容で「Options.txt」を作成します。
-ShowDeviceSlots
これを以下のフォルダに配置して、Liveを再起動します。
Windowsの場合
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Ableton\Live [バージョンNo]\Preferences
Macの場合
ライブラリ\Preferences\Ableton\Live [バージョンNo]
※MACではFinderのメニューの「移動」をクリックし、キーボードのOptionを押すと「ライブラリ」が出てきます。
Liveが起動したら、セッションビューの右下にある「デバイススロットの表示/非表示」ボタンを有効にすると、以下の画像の場所にデバイス一覧が表示されるようになります。
ただ、このデバイスが表示されている場所にエフェクトをドラッグアンドドロップで追加することが出来ますが、そうするとデバイス名が表示されません。これはバグかと思いますが、この機能自体が隠し機能なので、Abletonは修正するつもりがないのかもしれませんね。
ちなみに、デバイス名が表示されない現象は、単にそのトラックの幅を一度広げるだけで解消しますので、Liveを再起動する必要はありません。
最初から有効になっている機能ではありませんので使用は自己責任となってしまいますが、一覧の中で対象デバイスをシングルクリックするだけでウィンドウ下部にある詳細ビューに表示されますし、デバイスの有効/無効を切り替えるのも簡単になります。ぜひ活用してみて下さい。